『Maison Margiela(メゾン マルジェラ)』とは?

Maison Margiela(メゾン マルジェラ)は、フランスを拠点とするファッションブランドです。ウィメンズ・メンズウェア、アクセサリー、シューズ、フレグランスなど幅広く展開しています。

創業者のMartin Margiela(マルタン・マルジェラ)が、1988年パリで自身のレーベル「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」を設立したことが始まりです。彼は、伝説とも言われるファッションデザイナーのジャンポール・ゴルチエのショーに感銘を受け、1984年~1987年までゴルチエの下で修行を積んでいます。また、1998年~2004年までエルメスのレディースのデザインを手掛けるなど、数多くの経験を積んでいます。

「Maison Martin Margiela」という名前で運営していましたが、2015年1月に、すでにマルタン・マルジェラがデザインに関わっていなかったということもあり、ブランド名を「Maison Margiela」に改名しています。その頃、デザインはジョン・ガリアーノが行っており、彼は今でもクリエイティブ・ディレクターに就いています。

既成概念にとらわれないジョン・ガリアーノだからこそ、メゾンマルタンマルジェラの後任として相応しかったと言われています。

 

まず買っておきたいアイテムは?

まずは、手を出しやすい小物から手に取ってみるのがいいかもしれません。

近年、キャッシュレス化もあり、ミニウォレットがトレンドです。

 

 

ボディバックもおすすめです。

 

この大きな白いストラップがアクセントになってかわいいですね。ブランドロゴがあしらわれています。

 

次に、マルジェラといえば外せない、「足袋(タビ)」ですね。ブーツが有名ですが、スニーカータイプも数多く展開されています。

 

最後に、フレグランス「レプリカ」です。2012年に発売されてから根強い人気を誇ります。

一つは持っていていい商品だと思います。

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Maison Margielaが世界から注目される理由は?

Maison Margielaは、″カジュアル″と″ハイブランド″の「融合」を図ったことで世界に衝撃を与えました。マルジェラのデザインは「破壊的」と称されることが多々ありました。

具体的には絵の具で塗ったようなペイント加工や、本来裏にある縫い目を表側に出すインサイドアウト手法を使って「カジュアルに崩す」ということを生み出しました。

今ではほかのブランドでもよく見るようなデザインは、元々マルジェラが生んだものであることは少なくありません。

 

ブランドロゴの謎について迫る!

 

マルジェラの服や小物には、数字が明記された特徴的なタグが付いていますね。これは、通称「カレンダータグ」と呼ばれ、このタグの〇で囲まれている数字からコレクションラインを読み取ることが可能となっています。

0 – 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
0 10 – 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
1 – 女性のためのコレクション(ラベルは無地で白)
4 – 女性のためのワードローブ
3 – フレグランスのコレクション
8 – アイウェアのコレクション
10 – 男性のためのコレクション
14 – 男性のためのワードローブ
11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12 – ファインジュエリーのコレクション
13 – オブジェ、または出版物
22 – 女性と男性のための靴のコレクション
MM6 – ♀のための服

小物などの場合、カレンダータグはついておらず、4つの糸だけ縫われていることもありますよね。

これは「4つタグ」と言われることがあり、糸で切り取ったタグをイメージしています。ブランドネームではなく服そのもので判断してもらいたい、というマルジェラ自身の想いからアノニマス(無名・匿名)という意味を込めてタグを剥ぎ取った「糸だけ」のデザインにしています。「ブランドで服を買うのではなく、純粋な服に目を向けて欲しいから。」との思いがあったそうです。

しかしながら、現代においては、この糸が「マルジェラ」を表すアイコンになってしまっているのは事実であり、それはマルタン・マルジェラの思惑とは違う形になってしまっているかもしれませんね。

まとめ

Maison Margielaは、ベースは保守的なアイテムが比較的多かったこともあり、保守的な日本市場でも受け入れられ、プレーンなニットやシンプルなライダースなどが好まれています。Maison Margielaの服の本質はまだまだ浸透していないかもしれません。

ただそんな日本でも、近年、シンプルなデザインのものから、少し複雑なデザインが好まれる傾向があります。

近いうちに日本でも、ランウェイで着られているような服を見かけることができる日が来るかもしれませんね。